エベレスト街道ひとり旅(4日目:モンジョ→ナムチェ)

山旅

2013年11月5日(火)6:00起床。

トレッキング2日目のルートマップ

7:00 朝食

朝食はアップルパンケーキにしました。美味しかったです。

Hotel Mini Tibet で食べたアップルパンケーキ

テルモスにお湯を入れてもらいました。(上の写真左上に写り込んでるのが、テルモスの蓋です。)

8:00 ホテルをチェックアウト

チェックアウトすると、宿代と食事等含め、Rs2,500 と言われました。
私は、Rs3,500 くらいと見込んでいましたので、Rs3,000 を払いました。
Rs2,500 だと、私の計算では、日本との国際電話10分が Rs220 になります。
ネパールは、国際電話が安いのでしょうか?
足りなかったんじゃないかと、ちょっと心配ではありました。

宿のご主人(Migmarさん)も、女性スタッフも、とても感じがよく、いいホテルでした。
Hotel Mini Tibet に泊まって良かったです。^^
8:10 ホテルを出発しました。

8:15 Jorsalle の Entrance Gate で入園料を支払う

ホテルから5分歩いたところに、サガルマータ国立公園のエントランスゲートがありました。

サガルマータ国立公園エントランスゲート(ジョルサレ)
Jorsalle の Entrance Gate の看板

看板の写真がちゃんと撮れてないです。
人がどくのを待っている余裕が無かった^^;

Nepal Government
Ministry of Forest and Soil-Conservation
Department of National Parks Wildlife Conservation
Sagarmatha National Park
(A World Heritage Site)
Jorsalle Entrance Gate, Jorsalle
(Take Your Entrance Permit before Entering the Park)

と書いてありました。
中に入り、入園料Rs3,000を支払いました。
入園許可証とか、領収証などは、無かったと思います。
ネパール政府の正式な記録に、名前が残っただけです。

この施設は「Visitor Information Center」も兼ねていて、登山客がいろんな情報を入手できる拠点のようでした。
時間がなかったので、あまり良く見ませんでしたが、壁に「入山者の多い国ランキング」が貼ってありました。
軍の施設なので、中の写真は撮れませんでした。
メモするのも忘れてしまって、順位はよく覚えていません。
日本は6位くらいだったと思います。
これから行かれる方は、ぜひチェックしてみてください。

8:20 ジョルサレを出発。

人がいっぱい歩いています。
ソロで歩く人、団体観光客、ガイドさん、ポーターさん、地元のネパリ。
ゾッキョの隊列もどんどん来ます。

エベレスト街道の整備された道
重そうな荷物を背負ったゾッキョちゃん
ゾッキョちゃんのおしり

8:35 大きな吊り橋を通過

この橋は長かったです。
40mくらいあったんじゃないでしょうか。

Jorsalle の先にあった吊り橋

大きな荷物を背負ったゾッキョが通ると、幅いっぱいになります。
すれ違うときは、人間がロープにへばりついて、静止します。
ゾッキョは何食わぬ顔でズンズンと通り過ぎていきます。

吊り橋を渡り終えたところ

橋を渡り終えたところで、白人男性が「写真撮ってあげるよ!」と声を掛けてくれました。
自撮りする習慣がなかったので、この旅初の自分の写真になりました。ありがたいです。

この後、もう1つ大きな吊り橋を渡ったのですが、それについては次のページに書きます。

9:20 ドゥードゥコシのほとりでコーヒー休憩

街道はしばらくドゥードゥコシに沿って続いていました。
私は、川のほとりでコーヒーを飲むことにしました。
これ、やりたかったんですよね。^^

ドゥードゥコシ沿いの道

ホテルでテルモスに入れてもらったお湯に、スタバの粉コーヒーを入れて飲んでみると。。。
うぐっ!激マズ!!
飲めたもんじゃありません!!
おそらく、水道水をそのまま沸かしたものでしょう。
「Hot Mineral Water」と言わなければいけなかったみたいです。- -;
コーヒーは残念でしたが、しばし川を眺めて休憩しました。

ドゥードゥコシ

ここからは、ひたすら登りだったと思います。
とにかく必死に登りました。

ひとり黙々と登っていると、後ろからイギリス人のおじさんがやってきました。
「さっきスプライトを買ったんだけど、一人じゃ飲みきれなくて、一緒に飲んでくれよ。」
知らないおじさんです。
普通なら断りますが、ここはエベレスト街道。
私と同じソロのバックパッカーです。悪人のはずがありません。
私とおじさんは、しばし道に座り込み、一緒にスプライトを飲んでおしゃべりしました。
(ちなみに、私は普段、炭酸飲料は飲みません。)

急な登りが続く

途中、山が見えましたが、何という山かはわかりませんでした。

この山がしばらく見えていました

11:10 エベレストの First View Point

ここで、ちょっとした広場に出てきました。
広場の一角で、ネパリのおばちゃんがみかんを売っていました。
私は、みかんを食べて休憩することにしました。
ネパールでは、ミルクティーがRs50ですから、みかんはきっとRs10くらいでしょう。
おばちゃんにいくらか尋ねると「Rs80」とのこと。
高いっ!!!
予想との落差に一瞬ひるみましたが、値切らずにRs80払いました。
たかだか、80円ですからね。(日本人にとっては)

私は、座ってみかんを食べました。
ひたすら山を登り続けた後の、みかんは格別に美味しかったです。

後で知ったのですが、この広場が、エベレストの First View Point でした。
知らなかった私は、First View を見損ねました。
写真も撮ってなかったです。

さらに登っていきます。
途中、ゾッキョ、ヤク、馬などの大行列に遭遇しました。
30頭くらいいたと思います。
彼らの大行進に巻き込まれたら危険です。
とにかく、山側に避けて、忍者のように体を平たくして、隊列が通り過ぎるのを待ちます。

道のずっと先まで隊列が続く

13:00 昼食 標高3,375m

First View Point の広場から約1時間半ほど、何もない山道が続きました。
そして、やっと建物が見えてきました。
村の女性たちが、洗濯物を干したり、洗った髪をとかして、太陽の光で乾かしたりしていました。
私はこの村で昼食をとることにしました。

昼食をとった村

昼食はトゥクパにしました。
具は、パクチーのみじん切り以外、何も入っていませんでした。スープはガーリックがきいていました。
普段、炭酸飲料を飲まない私ですが、この時だけファンタを頼みました。
エベレスト街道で売っている飲み物の種類はごく限られています。
コーラ、スプライト、ファンタ、水、コーヒー、紅茶くらいしか選択肢がありません。
甘くない飲み物は、水しかないのです。
緑茶の粉など持ってくれば良かったです。

昼食のトゥクパ

具なしトゥクパとファンタでRs500でした。
昨日の具だくさんな焼きそば(Rs350)と比べると、ちょっと割高な感じです。
標高が高くなればなるほど、食事代は高くなるのかもしれません。
富士山もそうですね。

ここから15分くらい登ったところで、分かれ道が出てきました。
それまでずっと、道なりに歩いてきましたが、ここで道が完全に左右に別れました。
標識などは何もありません。
西へ行くか、東へ行くか。
誰かに道を聞こうと思い、しばらく待ってみましたが、全く人が通りませんでした。
ここまでの道のり、人がけっこう歩いているところもあれば、1時間くらい誰とも合わないこともありました。
私は、とりあえず東(右)に行ってみることにしました。
もし間違ってたら、戻ってくればいいのです。

少し歩くと、ポツポツと建物が見えてきました。
畑があり、建物があり、人もいます。
この景色、見たことがあります。
エベレスト街道の本で見たのです。
ナムチェバザールの写真を。
同じ景色でした。バザールは週末だけですから、その日はやっていませんでしたが、確かに私が見たナムチェバザールの写真と同じ風景でした。

14:10 ナムチェにいることに気付く

ナムチェに入った!

私は、もう、ナムチェにいるのだ!
地図を広げてみました。
どうやら、ナムチェの村の東側の道を歩いているようです。
先程の分かれ道を左に行くと、ナムチェの正面入口だったようです。
私は裏道から入ってしまいました。
でも、このまま進みます。
私が泊まりたいホテルは、ナムチェの東にありますので。

ナムチェ(Namche) は、エベレスト街道の中で、最も大きな村です。いや、街ですね。
エベレストに登る登山客は、ここで高度順応のために一泊し、物資を調達するのです。
このブログを読んでいる方は、エベレストに興味のある方でしょうから、説明は不要でしょう。

私は、夢枕獏さんの小説『神々の山嶺』が大好きです。
主人公の深町が、ナムチェの街で、マロリーのカメラを見つけるんですよね。
そしてビカール・サンに出会うんですよ。
ナムチェというと、私には、このイメージなんですよね。
あぁ、あの小説の舞台に来たんだ!!
この感覚、わかりますか?^^;

ナムチェの街は、とても広かったです。
地球の歩き方の地図も、カトマンズで買った地図も、正確ではありませんでした。
地図の記載よりも、ずっとずっと道がいっぱいあって、入り組んでいるのです。
私は、何度も何度も、道行くネパリに声を掛け、ホテルへの行き方を尋ねなければなりませんでした。

14:40 Sherwi Khangba Hotel にチェックイン

Sherwi Khangba Hotel 白い牛ちゃんがお出迎え

私は、ナムチェに行ったら、シェルウィ・カンバホテルに泊まろうと決めていました。
ナムチェの街の東側の高台に、国立公園博物館(National Park Headquarter Museum)があるのですが、そこからエベレストが見えるのです。
その博物館から一番近いホテルがシェルウィ・カンバだったので、チェックインしたらすぐに見に行けると思っていました。
また、シェルウィ・カンバホテルには「シェルパ文化博物館」もあり、そこも見学したいと思っていました。

やっとのことで、ホテルにたどり着きました。
シェルウィ・カンバは、ナムチェの街はずれにあり、街なかからだいぶ離れていました。
ホテルに向かって歩いていくと、門から白い牛が出てきて、私の方に歩いてきました。
ええっ?!私を迎えに来てくれたの?!なんてかわいい牛ちゃん!!
しかし、牛は力強い動物ですから、ぶつかったら大変です。
私は、道の脇に避けました。
牛ちゃんは、ゆうゆうと、私の前を通り過ぎていきました。
ホテルで飼っている牛なのか、野良なのかは、定かではありません。

ホテルにチェックインしました。
ツインベッドの部屋に案内されました。素泊まりでRs500でした。
Monjoの宿と同じ金額でしたが、シャワー、トイレ、洗面所などは部屋には無く、各階に共同のがあるだけでした。
シャワーは1人30分までで、予約表に名前を書き込むなど、説明を受けましたが、私はもう、その日はシャワーを浴びなくていいと思っていました。
1日山を歩きましたが、汗を全然かいてなかったのです。
それに、ホテルの標高は3,500m以上あったでしょう。
酸欠気味で、あまり何かをしようという気力は湧きませんでした。
なので、写真を撮るために、部屋を片付けようという気もしませんでした。(散らかっててすみません。)

Sherwi Khangba Hotel の部屋

ここでは、Wi-Fiが繋がりました。
(さっそく彼氏にナムチェに着いたことをLINEで報告。)
毛布も借りられました。

15:00 ナムチェの街を散策

予定では、国立公園博物館にエベレストを見に行くつもりでしたが、その日は午後から曇って、空は暗い雲に覆われていました。
行かなくても、エベレストが見えないことはわかりました。

私は、ナムチェの街を散策することにしました。

ナムチェの街

ホテルを出て、通りに出ると、ナムチェの街を一望することができました。
たくさんの建物があります。
何があるのでしょう?

私は、街の外側の道を歩いて、少しずつナムチェのメイン通りに近付いていきました。
街の外側の建物は、ほとんどがゲストハウスのようでした。
メイン通りに入ると、人がたくさんいました。
欧米人の登山客が目立ちましたが、日本人もいました。
街の中心部には、登山用品店、土産物屋、ベーカリー、カフェなど、いろんな店がありました。
ごちゃごちゃした街だなぁ〜と思いました。

ベーカリーがとてもいい匂いがしたので、入ってみました。
美味しそうなパンが並んでいました。
お腹はすいてなかったのですが、匂いと見た目につられて、チョコドーナツを買ってしまいました。
Rs200もしました。日本で買うより高いです。
ひとくち食べてみると、固くて脂っこくて、正直まずかったです。
一口以上は食べられませんでした。

登山用品店や土産物店にも入ってみました。
いろんなものが売っていて、見ているだけで楽しかったです。
日本では見たこと無いような高級な登山用品とかもありました。
すごく欲しいものがいくつかあったのですが、荷物になるし、けっこう高かったので、結局何も買いませんでした。

それから、ドラッグストアに入ってみました。
とても小さな店でした。
私はそこで、日本では入手困難な『ダイアモックス』を買いました。10錠でRs300でした。
ダイアモックスは、本来は緑内障やてんかんなどの処方薬なのですが、過換気気味になる副作用があるため、高山病の予防薬として使われているのです。
日本では処方箋が無いと、手に入れることはできませんが、ナムチェのドラッグストアでは、誰でも購入できます。

さらにメイン通りを下っていくと、ナムチェの正面入口に出ました。
入り口には門があって、その横のスペースにロバが放し飼いになっていました。

ナムチェの正面入口付近

街をひと通り歩き、ホテルに戻りました。
ナムチェの正面入口から、シェルウィ・カンバホテルまでは、標高差200mくらいはあったと思います。
ホテルまで登っていくのも、けっこう大変でした。
酸素薄いですしね。

後で気付いたのですが、私はナムチェの街なかの写真を一枚も撮っていませんでした。
酸欠で、だいぶ思考能力が低下していたみたいです。

19:00 夕食

ダイニングに行ってみると、客がいっぱいいました。
欧米人の団体客が30人くらいいました。
給食の配膳のような感じで、お盆を持って列に並んで、食べ物を受け取っていました。
このホテルはビュッフェ形式なのかな?と思ったのですが、それは団体さんだけの特別メニューだったようです。
私はメニューから食べ物を選ぶように言われました。

昨日のカレーに参ってしまった私は、欧米人向けのミートスパゲッティを注文しました。
チーズが濃厚で、玉ねぎ、人参、トマトなど野菜もいっぱい入っていて美味しかったです。

ミートソーススパゲティ

ミネラルウォーターと、夜お腹が空いたときのためのチョコバーを買いました。(Rs250)
iPhoneのバッテリーチャージも頼みました。チャージ料金は、iPhoneを受け取るときで良いとのこと。
翌朝の朝食時間は7時だそうです。
Monjoの宿と同じです。エベレスト街道の朝は遅いんですね。

星空見れず

ナムチェに宿泊する夜、私は星空を見ようと思っていました。
でも、夜はあまりに寒くて、外に出る気力が湧きませんでした。
この日は曇っていましたから、きっと星は見えなかったでしょう。
明日、パクディンのホテルで再チャレンジです。

そうそう。シェルパ文化博物館を見たくて、シェルウィ・カンバに泊まったのですが、それもすっかり忘れてしまい、見逃してしまいましたm(_ _)m
これだったら、街なかのゲストハウスに泊まったほうが、ナムチェの街をゆっくり散策できて良かったかもしれません。- -;

4日目に使ったお金

モンジョのホテル代(食事等込み)(Rs3,000)3,000円
サガルマータ国立公園入園料(Rs3,000)3,000円
みかん(Rs80)80円
昼食のトゥクパとファンタ(Rs500)500円
チョコドーナツ(Rs200)200円
ダイアモックス(Rs300)300円
ミネラルウォーターとチョコバー(Rs250)250円
合計7,330円

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エベレスト街道ひとり旅(5日目:ナムチェ→シャンボチェ→モンジョ)